【競馬勉強】東京競馬場の特徴
東京競馬場がどんな競馬場なのか特徴から距離別ポイントを勉強しましょう。
競馬場別のポイントがわかることで馬券に深み(理由付け)が出ると思います。
東京競馬場は、
長い直線、2度の坂越え、ダートもタフといった特徴があります。
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【主な重賞:GⅠ】
ダービー
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【目次】
1.競馬場の特徴
1.1.長い直線
1.2.2度の坂越え
1.3.ダートもタフ
2.主なコース・距離別ポイント
2.1.芝1400m
2.2.芝1600m
2.3.芝1800m
2.4.芝2000m
2.5.芝2400m
2.6.芝2500m
2.7.芝3400m
2.8.ダート1300m
2.9.ダート1400m
2.10.ダート1600m
2.11.ダート2100m
3.まとめ
1.競馬場の特徴
1.1.長い直線
4コーナーを回って入った最後の直線は国内屈指の長さを誇る。
新潟競馬場の外回りに次ぐ2番目に長い直線となっている。
直線が長いだけに逃げ馬には最後まで逃げ粘る脚力が求められる。
差し・追い込み馬の旗手たちが直線を意識しすぎることでスローペースになり、逃げ、先行馬に楽をさせてしまうこともあるので注。
1.2.2度の坂越え
1度目の坂:1コーナーから向正面半ばまでは長く緩やかな下りだが、3コーナー手前に高低差1.5mの坂が待ち構えている
2度目の坂:これを伸びりきると下り勾配を挟み、4コーナーの手前からは再び登りとなる。ゴールの手前480m~260mで2.1m上る勾配
直線の勾配は、中山や阪神に比べれば緩やかだが、坂が長く続くため、タフさが求められるコースとなっており、展開だけでは簡単に勝つことはできない。
1.3.ダートもタフ
ダートコースは日本一のスケールを誇っている。
アップダウンの構成は芝コースとと同じだが、ゴール手前の上りの勾配の高低差は2.4m芝コースよりもきつい。
スビードだけでなく、芝よりもタフな心配能力が要求される。
2.主なコース・距離別ポイント
2.1.芝1400m
・スタート地点から3コーナーまでの距離は300mと短い
・急坂があるせいで、あまりハイペースにはならない。
・思い通りのポジションがとりやすい真ん中より内側の枠に有利な傾向がある。
・脚質による有利不利はない
・この距離でもマイル(1600m)をこなせるだけのスタミナが要求される。
2.2.芝1600m
・スタート地点が向正面の右手奥なので、バックストレッチが長く枠順の有利不利があまりない
・バックストレッチが緩やかな下りになっているため、平均ペース以上のゆるみのないペースになりやすい
・追い込み一辺倒では厳しく、粘り強い先行力または長く持続する末脚が必要
・中距離志向の馬に分がある傾向にある
2.3.芝1800m
・スタート地点は1~2コーナー間のポケット地点で約150m進んだところで向こう正面の直線に出る。そのため、ポジション争いは激しくなる
・全体的な流れは落ち着きやすく、早い上がりの脚を確実に使える馬に向いている
・先行する能力のない内枠の馬、多頭数の大外枠は不利な傾向にある
2.4.芝2000m
・天皇賞・秋の舞台
・1コーナー奥のポケットからスタートし、約100mで2コーナーのカーブが待ち受けるため、外枠の馬が内へ入るのは難しい
・外枠の逃げ・先行馬にとっては難コース
・内枠で先行できる馬には有利といえる
・難所の2コーナーを過ぎれば幅が広々として直線も長いので、いい脚を長く使える馬なら枠順の不利も補える
2.5.芝2400m
・日本ダービー、オークス、ジャパンカップなどの国内最高峰のGⅠレースの舞台
・スタートから正面スタンド前で1コーナーまでの距離が長いので、枠順の有利不利はない
・最後の直線が長いため、上級レースになればなるほど逃げ・先行馬の押切はむずかしい
・厳しい流れになりがちなG1では持続力と瞬発力を兼ね備えた末脚、スタミナが求められる
・馬場が悪化した場合は逃げ・先行馬は強い
2.6.芝2500m
・目黒記念(GⅡ)、アルゼンチン共和国杯(GⅡ)の舞台
・スタンド前の直線の坂下から発送するため、スタート直後に坂を上がり、3コーナー、さらに最後の直線と3度の坂越えをこなさなければならない
・長距離戦でもゆるみのない流れになることが多く、必ずしも逃げ・先行馬が有利ではない
・最後の直線が長いだけに、馬郡がダンゴ状態で差し・追い込み馬にチャンスが生まれるか、もしくは前がバテて後続に差されるケースが多い
2.7.芝3400m
府中きっての長距離戦・ダイヤモンドS(GⅢ)の舞台
・平均ペースを中団で追走した馬が好走している
2.8.ダート1300m
・東京競馬場のみで実施される距離
・展開的には他場の1200mと同様
・スタート地点から3コーナーまでは340mで、外枠の先行馬でも好位置につけることができる
・枠順の有利不利はなく、ペースが落ち着きやすい
・スピードのある逃げ・先行馬が良成績を残している
2.9.ダート1400m
・100m違うだけだがダート1300mと求められる能力は異なる
・ハイペースを乗り切れる粘り強さやスタミナも必要
・上のクラスになるほど差し馬が台頭する
2.10.ダート1600m
・フェブラリーSの舞台
・発送直後が芝コースで、ダート専用機は苦戦する傾向
・外枠ほど芝の上を長く走ることになるため、芝を走れる逃げ・先行馬が外枠に入った場合は、かなり有利
2.11.ダート2100m
・スタンド前中央からスタート、1コーナーまでは230mと短め
・ポジション争いがし烈になり、大外枠は不利
・向こう正面でペースが落ちやすいが、直線までにスタミナ温存できる馬が強い
3.まとめ
・芝は直線が長いため、差し馬に有利
・開催が進むにつれて内馬場が荒れるため、さらに差し馬有利
・ダートは基本的に逃げ・先行有利